
新生活に向けて家電を検討する人が増える時期。インフルエンザや花粉、PM2.5など1年中様々な脅威にさらされている昨今は、加湿器や空気清浄機といった空調家電ももはや必需品ですよね。
今回ご紹介するのは、コンパクトながら“加湿・空気清浄機能”を備えたアイリスオーヤマの「加湿空気清浄機」。床面積8畳までの部屋に対応しており、ワンルームや寝室向けの製品です(空気清浄機能は10畳まで対応)。

設置面積はA4サイズ程度、高さは約51cm。上部に加湿用の水タンクを備えており、無理な姿勢を取らずに着脱可能。

(下にA4用紙を敷いています)

3層フィルターでアレル物質を捕集
空気清浄機のフィルターは、ペットの毛やほこりを捕集する「プレフィルター」、たばこやペットなど生活全般のニオイを抑える「活性炭フィルター」、アレル物質やカビの胞子をキャッチする「HEPAフィルター」の頼もしい3層構造。左右と下の3方向から吸引し、背面の通風口からキレイな空気が排出されます。


空気清浄機は花粉症の筆者が快適に就寝できる性能。3段階の風量には「静音モード」もあり、就寝中も気にならず運転できました。

スチーム式加湿で清潔に
同製品のもう1つの特徴は“スチーム式”の加湿機能を採用している点。超音波式加湿器から高齢者がレジオネラ菌に集団感染した事件はまだ記憶に新しいですが、スチーム式の場合は一度加熱した水で加湿するため比較的清潔だと言われています。

水を加熱するため使用中は常に「コポコポ…」という音がしていますが、普段の生活では気にならないレベル。蒸気が空気清浄機の送風にのって部屋全体に広がるため、超音波式加湿器よりも加湿スピードが非常に早い印象でした。
水がなくなると加湿は自動で停止。また切タイマーや目標湿度(標準は50%)に達すると加湿量を自動で調整する機能もあり、過熱を気にせず安心して使用できます。※加湿が停止しても空気清浄機能は運転を続けます

部屋の湿度計との誤差はありませんでした
ただし寝室に置く場合は設置場所によって加湿の音が気になる可能性も。就寝前まで運転して切るなど工夫が必要かもしれません。
お手入れ方法は?
加湿器内部のお手入れは2週間に1回程度、ランプが点灯した際はクエン酸で加湿ヒーターのお手入れが必要。一般的な加湿器と同程度の手間がかかります。一方プレフィルターは1か月に1回程度掃除機でほこりを吸い取り、2年に1回空気清浄機のフィルター交換が必要とのこと。どちらも怠ると性能低下や故障の原因になるのでご注意ください。