
大阪北部で震度6弱の地震が発生した今週。被災地内外で、未だ不安な気持ちを抱えて過ごしている方も多いことと思います。
避難が必要となった場合に備え、家庭ではすぐに持ち出せる防災リュックを用意しておくと安心。といっても市販品には既に持っているものが入っていたり、値段が高かったりと納得のいくものは見つけにくいですよね。
ならばゼロから作ろう!ということで、今回は被災された方のSNSや過去のインタビューなどを参考に、編集部御用達の100均を活用して防災リュックを作成してみました。今からでも全く遅くないので、見直しや準備の参考にしてみてください。
入れておきたい100均グッズ

□除菌ウェットシート、からだふき
□懐中電灯(LEDライト)
□レインコート
□タオル
□歯ブラシ、マウスウォッシュ
□紙皿、コップ、カトラリー、ラップ
□ジッパーバッグ、ビニール袋(ゴミ袋)
□簡易トイレ
□ビニールシート
除菌シートやからだふきは、水が自由に使えない、お風呂に入れない環境では必須アイテム。実際に被災経験のある人も「カラダがさっぱりすると、衛生面と気持ちの面でも全然違う」と話していました。

夜間の移動に必須のライト。100均でも十分な光量のものが入手できます。

節水状況ではマウスウォッシュも便利。折りたためるシリコンコップ(画像左)はアウトドアや旅行でも役立ちます。


ラップは水が使えない状況で食器に敷いたり、包帯代わりにしたりと万能。巻くだけで防寒にもなります。


ジッパーバッグは荷物の仕分けだけでなく、スマートフォンや電子機器の防水バッグ、水をためるバケツとしても活用可能。おしりふきやからだふきを適量持ち歩くのにも役立ちます。併せてゴミや汚物を入れるビニール袋もあると良さそう。



下水管が破損した場合はトイレも使えません。簡易トイレは男性用、男女兼用などの種類があるので確認を。

その他入れておきたいもの

□携帯用充電器
□飲料水と簡単な食料
□応急手当用品、いつも飲んでいる薬、おむつ、メガネ
□カイロなどの防寒グッズや冷却シート
□着替え
□マスク、軍手(100均でも買えます)
なお今回は一般的なサイズのリュックに合わせてピックアップしたので、持つ人の体力やバッグの大きさに合わせて都度取捨選択してください。またくれぐれも「荷物が重過ぎて動きにくい」「家具が倒れてリュックが出せない」といった事態は避けるようにしましょう。

もちろん家庭によって必要なものは異なるので、リストはあくまで参考程度に。単に「100円で安いから」という理由だけでなく、今やコンビニのように身近な存在になった100均が今一度防災について考えるきっかけになれば幸いです。
※100均グッズとしてご紹介した商品はすべて100円(税別)。在庫は店舗によって異なります