プチプラバスブーツを比較

家の中でも特に寒い冬のバスルームは、素足で掃除するともはや修行の域。そこで活躍するのが「バスブーツ」ですが、100均でも販売されているのをご存じでしょうか?

セリアのバスブーツ
100円でも買えるんです

しかし、安いという理由だけで100均で買っていいものか…履いてすぐ壊れたら…などと気になったので今回は予算を500円まで引き上げてバスブーツを比較してみることにしました。


プチプラバスブーツを比較
がっつり掃除して調べてみました!

ラインナップ

用意したのは、セリア(100円)、ダイソー(150円)、ニトリ(185円)、イオン(398円)のバスブーツ。いずれも清潔感のあるホワイトが採用されており、入れ替えても分からないくらい見た目が酷似しています。※価格はすべて税別

セリアのバスブーツ
セリアは光沢のある“パールホワイト”というカラー

ダイソーのバスブーツ
ダイソーは150円商品

ニトリのバスブーツ
ニトリも安い

イオンのバスブーツ
イオンはオリジナルブランド『HOME COORDY』のもの

靴底もピッチの差はありますが波型の溝が入ったEVA樹脂製。サイズもセリア・ダイソーが26cmまで、その他は25.5cmまでと大きな差はありません。これはやっぱり100均で決まりか…?

イオンのバスブーツ
底もほぼ同じですべりにくい!

100均はすべる…!

ところが、履いてみると大きな差が。セリアとダイソーのバスブーツは、靴下のまま履くと内側がものすごく滑る!足が外に向かってずれていくので、狭いバスルームならともかく歩き回るのはちょっとイライラするかもしれません(素足で履けば問題ないのですが…)。

セリアのバスブーツ
ベコベコへこむ薄い素材で

セリアのバスブーツ
外側にすべっていく…!※便宜的にシールを貼っています

ちなみにこの2つは薄いポリエチレン製で色以外はベコベコとした質感までそっくり。ダイソーは150円商品なのでもし100均で比べるならセリアが良いかと。

ダイソーのバスブーツ
素足なら問題なし(画像はダイソー)

ニトリは脱げやすい

ブーツにもEVA樹脂を採用したニトリはやや厚みも増して先述のように滑ることもなし。靴と履き口の幅が広く着脱しやすいので、ちょっと給湯スイッチだけ入れたい、というシーンでもスムーズです。

ニトリのバスブーツ
ニトリは幅が広め

一方で一般女性にはやや幅が広すぎるのか、歩くとかかとが脱げやすいのが玉にキズ。でも200円でこれなら納得できるかも。

ニトリのバスブーツ
かかとが脱げやすいのがちょっと残念

イオンが快適!

今回、良い意味で最も期待を裏切ってくれたのがイオン。EVA樹脂とポリエチレンを採用したブーツ部分はゴムに近い弾力があり、内外ですべりにくく、思い通りに動くことができました。

イオンのバスブーツ
しっかりハリがあるイオン

イオンのバスブーツ
一番ブーツらしい履き心地でした

なお普段26cmの靴を履く男性にもひととおり履いてもらいましたが、やはりイオンの履き心地が良いけれど前方はややきつめとのこと。お父さんがお風呂掃除担当というご家庭は参考までに。また、総じて履き口が広いため、勢いよくシャワーで流すとブーツ内に水滴が入る点は共通していました。

ニトリのバスブーツ
うっかりすると水が入ります

おまけ:セリアの収納フック

ちなみにセリアではバスブーツ用の収納アイテムも発見。タオルバーなどに引っ掛けるフックタイプで、一足をまとめてひっかけることができます。軽いブーツだと落ちやすくはありますが、しっかり水気を切って乾かしたい人はぜひ。

セリアのハンギングステンレス2WAYホルダー
セリア「ハンギングステンレス2WAYホルダー」100円(税別)

セリアのハンギングステンレス2WAYホルダー
ブーツを吊るして乾かせます

消耗品なのであまりお金をかけたくないという人も、ちょっぴり予算を引き上げると快適度が大幅にアップすることが判明したバスブーツ。他店で選ぶ際も素材や形状などじっくり観察してみると買い物上手になれるかもしれません。