フェルメール展 東京

東京・上野の森美術館で昨年10月より開催中の「フェルメール展」。現存35点とされるフェルメールの作品のうち国内至上最多の9点が集う展覧会です。※一部展示替えあり、現在8枚展示

開催は2月3日まで。東京で楽しめるのは残り2週間となりました。2月16日からは場所を移し大阪展が開催されます。

とくだんフェルメール好きという訳でもないけれど、行ってみたらとても良かった。作品はもちろん展示の仕組みにも感動したので、その良さをご紹介させてください。

フェルメール作品はまとまっている

目玉のフェルメール作品は、「フェルメール・ルーム」と称した最奥のひと部屋にまとめて展示されています。そのためフェルメールに集中しての鑑賞が可能。表現の幅や、初期から後期に向けての画力の上達など比較して見やすくなっています。

作品解説は小冊子

フェルメール展 東京
入口で配られます

初めて出会うシステムだったんですけどこれいいですね。通常、展覧会では作品と解説パネルをセットで鑑賞しますが、これって混雑の大きな原因。パネルがあると読まなきゃいけない気がしちゃうんですよね。

フェルメール展では、壁には作品と作品番号のみを掲示。歩きながら見るのは作品だけで、気になった時だけ番号を確認→解説ページを開くという流れが作られています。解説を読む時は後ろに下がれば他の人の迷惑にもならない。

フェルメール展 東京
メモなんかも書き込みやすい

混雑緩和とともに、文字が入りこんでこないぶん、より感覚的に絵が観られるんじゃないかなあと感じました。

音声ガイド無料

チケットが2,500円と高価なので無料というか“込み”の印象ですが、これも良い。あ~どうしよっかな~500円か~…などと迷わずに済みますし、「稀有な機会を味わいつくした」という満足感をもって会場を後にできます。ちなみにガイド音声は石原さとみさんです。

日時指定入場制

事前に入場日時指定チケットを購入するシステム。これは正直どう機能したか判断できないのですが、私が行った平日午前は待ち時間などなくスムーズに入場できました。

ポイントは「入場時間だけの指定」であり、入れ替え制ではないところ。1時間30分の枠の中から好きな時間に入って、好きなだけ中にいてOKです。枠の開始直後ではなく後半を狙うと比較的空いてておすすめ。

終わりに

以上、作品そのものだけでなく「どう見せるかへの気遣い」も見どころなフェルメール展。展示の後「作品が良かった」と思うことは多いけれど、「展示方法が良かった」と思うことは珍しいのでお伝えしました。終了間際は一層混雑しそうですし、行きそびれている人はお早めに!

フェルメール展 東京
図録の装丁もおしゃれ