マルゥ チョコレート ベトナム

カカオの産地といえばどんな国が思い浮かびますか?国際連合食糧農業機関(FAO)の2016年の調査を参照すると、生産量の多い順にコートジボワール(147万t)、ガーナ(85万t)、インドネシア(65万t)、カメルーン(29万t)、ナイジェリア(23万t)…などと続きます。

アフリカや南米のイメージが強いカカオですが、インドネシアの例でわかるように実は東南アジアも生育に適した気候帯。近年ではベトナムにもカカオ農家やチョコレートメーカーが増えてきています。生産量はまだまだ少ないですが、ベトナム産カカオ豆がチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で受賞するなど、注目が集まりつつあるのは確か。


そんなベトナム産カカオを使ったチョコとして有名なのが「MAROU(マルウ)」。ひとつの産地のカカオ豆からひとつのチョコを作る「シングルオリジン」にこだわったベトナム国内のブランドです。

マルゥ チョコレート ベトナム

ベトナム国内の店舗や土産物店などで手に入りますが、先のバレンタイン時期に新宿ルミネ内「BiOPLE tokyo by Cosme Kitchen」で販売されているのを発見。すかさずゲットした3種をご紹介します。

ベトナム MAROUのチョコレート

オリエンタルなラベルデザインがとってもおしゃれな板チョコレート。内容量は各24g、価格は1枚500円弱でした。

マルゥ チョコレート ベトナム

赤色ラベルのバリア76%は、ベトナム東南部・バリア省の家族経営農園から直接買い付けたカカオ豆のみを使用。赤い果実を思わせるフルーティな酸味と苦みが特徴の一枚です。

マルゥ チョコレート ベトナム

マルゥ チョコレート ベトナム

グリーンラベルのベンチェ78%は、ヤシの生い茂るメコンデルタエリアの農園で作られたカカオ豆を使用。ビターで濃厚な力強い味わいが楽しめます。くせのないハイカカオ。

マルゥ チョコレート ベトナム

パープルのラベル、ダクラック70%はベトナム中部・ダクラック省で獲れたカカオ豆のみを使用。複雑な風味とスパイシーな余韻が特徴です。

マルゥ チョコレート ベトナム

カカオ分はさほど変わらないものの、それぞれ異なる個性が風味に出ているMAROUのチョコレート。このほかにもさまざまな産地のカカオ豆によるものが展開されています。ベトナム土産にはもちろん、国内で見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。