
「Edyn」は、庭の土中状況を測定する「センサー」、既存のスプリンクラーに取り付けて水栓の開け閉めをする「ウォーターバルブ」、そしてこの2つのデバイスを管理する「スマートフォンアプリ」の3つで構成されている。



センサーは庭の土に挿して使用。土中の水分量や養分を測定し、その庭に植えるもっとも適切な植物をスマートフォンアプリ経由で指摘する。植物を植えたあとは、土中状況を常にモニタリング。必要な肥料や水を撒くタイミングを、利用者に知らせる。


ウォーターバルブは、センサーと連携。土中の水分量にあわせて、適切なタイミングで水栓を開き、植物に水を供給する。米国のスプリンクラーは定時に一定量の水を撒くというものがほとんどだが、これは雨が降っていてもスケジュール通りに実施されるため無駄が多い。だが、Edyn を活用することで、このような無駄な水の供給をストップすることが可能となる。

Edyn の電源は、太陽電池から供給される。このため、よほど悪天候が続かない限りは、手動充電の心配をする必要はないという。

Edyn 創業者の Jason Aramburu 氏は、Edyn の利用により、ガーデニング初心者でも大きな失敗を防げるとし、いままで興味があっても手を出せなかった人に、ガーデニングの世界に入ってきて欲しいと述べている。
