
北山丸太は、北山杉の皮を丁寧に剥き、手作業で磨き上げて美しい木肌とつやを出す伝統工芸の産物。主に床柱として使われていたものの、床の間を作らない家が増えた影響で需要が激減してしまった。今回 Kyoto Natural Factory は、この美しい京都の伝統工芸が失われないようにするため NENRIN を開発したという。ただし、製品化は難しかったようで、完成まで5年もかかったそうだ。
NENRIN のラインナップは、天然木肌の美しさを前面に押し出す天然出絞丸太(通称:デシボ)ボディの「NENRIN mini DESHIBO」と、職人が木肌の“しわ”を作り込む人造絞丸太(同:ジンシボ)ボディの「NENRIN mini JINSHIBO」の2種類。いずれも「ナチュラルカラー」「ダークカラー」の2色を用意する。

上:人造絞丸太
下:天然出絞丸太
(出典:Kyoto Natural Factory)
おおよそのサイズは幅32×高さ20×奥行き 13cm で、8cm のフルレンジ ウッドコーンスピーカー を2つ搭載している。内蔵アンプは出力 15W×2。MP3プレーヤーやスマートフォン、タブレット、パソコンを Bluetooth 経由で無線接続するか、3.5mm ステレオミニプラグ対応の AUX 端子経由でケーブル接続するかして、音楽再生に利用できる。
