米国ニューヨーク在住の Ben Melinger 氏は、「SMASH CUP(スマッシュカップ)」を開発した。現在、市販に向け kickstarter で出資者を募集中。記事執筆時点で、目標の1万ドルを大幅に上回る10万5,240ドルの資金調達に成功し、今秋の市販開始を決定している。

一瞬で気持ち良く折り畳めるコーヒーカップ「SMASH CUP」
一瞬で気持ち良く折り畳めるコーヒーカップ「SMASH CUP」

Ben Melinger 氏によれば、コーヒー愛好者は平均で年間500個の紙カップを廃棄しており、環境に負荷を与えているという。これに対応するため、スターバックスなどのコーヒーショップでは、タンブラーなどを持参すると割引を受けられるシステムを導入しているが、コーヒーの入っていないタンブラーの持ち運びは、ちょっとむなしい。


コーヒー愛好者は平均で年間500個の紙カップを廃棄している?
コーヒー愛好者は平均で年間500個の紙カップを廃棄している?

「SMASH CUP(スマッシュカップ)」は、この問題を解決するコーヒーカップ。使用するには、スターバックスなどに「SMASH CUP」を持参し、コーヒーを注いでもらう。コーヒーを飲む際には、通常のコーヒーカップとして利用可能だ。飲み終わったら、カップをぺしゃんこに潰してポケットに入れて持ち歩く。これで、空のタンブラーを持ち歩くというむなしさを感じなくても済むという仕組みだ。

コーヒーショップに「SMASH CUP」を持参し、コーヒーを注いでもらう
コーヒーショップに「SMASH CUP」を持参し、コーヒーを注いでもらう

コーヒーを飲む際には、通常のコーヒーカップとして利用可能
コーヒーを飲む際には、通常のコーヒーカップとして利用可能

飲み終わったら、カップをぺしゃんこに潰して
飲み終わったら、カップをぺしゃんこに潰して

ポケットに入れて持ち歩ける
ポケットに入れて持ち歩ける

同様の製品はすでにたくさん販売されている。それらの商品と比較したときの「SMASH CUP」の最大の特徴は、折り畳みがスムーズで気持ちよくできるという点だ。

「SMASH CUP」の特徴は、
「SMASH CUP」の特徴は、

気持ち良くぺしゃんこにできる点
気持ち良くぺしゃんこにできる点

Melinger 氏は最初、V 字型のプロトタイプを制作した。だが、この形状では、カップを簡単に折り畳むことができなかったという。その後、Melinger 氏は複数のプロトタイプを制作し、現在の気持ちよく折り畳める形状にたどり着いたそうだ。

「SMASH CUP」の初期のプロトタイプ
「SMASH CUP」の初期のプロトタイプ

そう聞くと、どのくらい気持ち良いのか試してみたくなるところ。価格も安いし、販売が開始されたら1つ購入してみても良いかもしれない。

ぺしゃんこにする気持良さにこだわる製品は、日本には少ないかも?
ぺしゃんこにする気持良さにこだわる製品は、日本には少ないかも?

「SMASH CUP」のカラーバリエーションは、「レッド」「ブルー」「グリーン」「オレンジ」「ピンク」の5色展開。市販価格は18ドル、日本への送料は10ドルを予定している。