米国の晩御飯と言えば「TV ディナー」。これは、冷凍食品として販売されているディナー/ランチボックスです。ハンバーグやマカロニチーズなどがワンプレート上に乗っており、電子レンジで温めるだけですぐに食べられるため、米国人には人気の高いメニューです。


デザイナー Steve Gates 氏は、オフィス用卓上電子レンジ「brainwave」のデザインコンセプトを発表しました。これは、オフィスでも「TV ディナー」を食べたいという人のための電子レンジです。

オフィス用卓上電子レンジ「brainwave」  オフィスでも TV ディナーが食べられる!?
オフィス用卓上電子レンジ「brainwave」
オフィスでも TV ディナーが食べられる!?

「brainwave」の特徴はとにかく薄く、場所をとらないこと。そして、オフィスアプライアンスと並べても、違和感のないデザインであることの2つです。電子レンジがあのままのデザインで業務用デスクの上に置いてあったら、場所塞ぎなだけでなく、みんなぎょっとしますもんね。

「brainwave」のデザインはオフィスに溶け込むもの  FAX と間違えて、書類を加熱する人もでてきそうです
「brainwave」のデザインはオフィスに溶け込むもの
FAX と間違えて、書類を加熱する人もでてきそうです

ただ、小型軽量化してしまったために、電子レンジの操作部が犠牲になってしまいました。「brainwave」には、「何分温める?」とか、「何百ワットで加熱する?」などを設定できるダイヤルやボタンがありません。では、「brainwave」ではどうやって TV ディナーを適温に温めるのでしょうか?

Gates 氏は、冷凍食品に付属するプラスティックのナイフやフォークに RFID チップを埋め込むことを提案しています。TV ディナーの製造元が、ここに何ワットで何分温めればよいのか、情報をインプット。それを「brainwave」の RFID リーダーで読み取ることで、適切な加熱が可能になるという仕組みです。

フォークの黄色い部分が RFID チップです
フォークの黄色い部分が RFID チップです

これを「brainwave」の RFID リーダーで読み取ります
これを「brainwave」の RFID リーダーで読み取ります

「brainwave」加熱情報については、USB 経由で PC に伝えられ、PC 上で動作する専用アプリで管理できます。

RFID チップに埋め込まれた加熱情報は  USB 経由で PC に伝えられ
RFID チップに埋め込まれた加熱情報は
USB 経由で PC に伝えられ

PC アプリ上で管理できます
PC アプリ上で管理できます

この「brainwave」、まだ製品化されていません。でも製品化されても、日本ではあまり売れない気がします。なぜって?だって TV ディナーって、本当に、本当に、本当に哀しい味がするからです。

別の TV ディナーの例  見た目だけでも、かなり哀しい…(画像出典:Nard the Bard 氏)
別の TV ディナーの例
見た目だけでも、かなり哀しい…(画像出典:Nard the Bard 氏)