ところでカップラーメンといえば、おなじみ日清食品『カップヌードル』シリーズのパッケージが最近変わったのをご存じだろうか?4月下旬にリニューアルされたようで、スーパーによっては新旧が混在している店舗もある。新商品の天面に大きく書かれた“具材充実”の文字が気になり、暇つぶしに検証してみることにした。

今回用意したのは「カップヌードル」と「カップヌードル シーフードヌードル」の2商品。新旧は天面のデザインで見分けることができる。

◆えび好きよ喜べ!カップヌードルはひと目で分かる充実感
まずはカップヌードルを開封。ひと目見て新商品の“ギッシリ感”が伝わってくる。

「ねぎ」以外の具材を取り出してみたところ、「味付けえび」の大きさと数が圧倒的に増していた。

さらに、キューブ型の「味付け豚肉(コロ・チャー)」のほか、新商品には「味付け豚ミンチ」を発見!この具材は、コンソメを丸ごと噛みしめているような何とも表現しがたいおいしさからネット上で“謎肉”と呼ばれ親しまれていたが、6年前にカップヌードルから突如姿を消したもの。かくいう筆者も謎肉だけ1kg ぐらい売ってくれないかと願っていたファンの一人だ。同社の「カップヌードル カレー」にも入っているのだが、カレー味が勝ってしまうのでやはりしょうゆ味の中で味わうのが最高。ありがとう、日清さん…!(なお旧商品にもそれらしき具が見えるがこちらは本当の謎のままにしておく)。

一方でコロ・チャーのサイズは小さくなった気もするので、肉に関してはトータルで充実しているのか判断が難しいところ。とはいええびの食べ応えと謎肉に再会できた喜びにより、全体的な食後の満足感は上がっていた。

◆「シーフード」には密かに消えゆく具材が…
続いて「シーフードヌードル」を開封。個人的にはこちらの方が食べる頻度が多いので、期待度は高い。

ふたを開けた時点では、大きな違いは無いようだ。

ねぎとキャベツ以外の具材を取り出してみたところ、「味付け卵」と「魚肉練り製品(カニ風味かまぼこ)」が若干増えているもよう。筆者の大好きな「いか」の増量にも期待していたが、元々それなりに入っているせいかそこまで違いは分からない。

ちなみに日清食品の Web サイトによると、新たに柔らかい“イカの胴部分”が追加されたそう。イカも充実しているようで嬉しい限りだ。

と、ここで旧商品にあって新商品にないものに気づいた。


ファンには悲しいお知らせだが、貝柱は新商品から消えてしまったようだ。元々そんなに入っていなかったとはいえ、貝柱よ、キミの食感と味わいがもたらした功績は忘れまい。
◆よく考えたら、もともとかなり充実してる
なお画像には写っていないが、今回検証した2商品とも“ねぎ”がしっかり増量していたことを最後に付け加えておきたい。
改めて食べてみて気づいたが、カップヌードルシリーズは元々かなり具の量が多く、スープの底に残った分を探す過程までしっかり楽しめていた。その中で、特に今回のカップヌードルの充実ぶりには熱い企業努力が感じられる。いつかこの量も当たり前になり、更なる進化の日が来るのだろうか…。
