ほっこり癒される可愛らしい小物や美麗なイラスト、精密に作られた模型やちょっとユニークなアイテムなど、作り手のこだわりが感じられる作品は見ていて楽しいですよね。様々な雑貨屋さんや美術館を巡るのもいいけれど、魅力的な作品がいっぺんに見られる場所があったら素敵。そんな「デザインのテーマパーク」みたいなイベント「デザインフェスタ」が、毎年東京で開催されています。
■デザインフェスタ
デザインフェスタは、“誰にでもある「表現したい!」という気持ち”を応援する大型アートイベント。年に2回開催され、オリジナル作品であれば審査無しで誰でも出展できます。今年度の「DESIGN FESTA vol.45」は、5月27日と28日の2日間にわたり開催されました。会場ではクリエイターが自身の作品を展示・販売しており、ファンはその場で直接気に入ったものを購入可能。他にも、ライブペイントやファッションショー、世界各国のグルメなど様々な「デザイン」に関する企画を楽しめます。クリエイター自ら作品を身につけているブースもあります
■おすすめの展示・作品はこれ!
デザインフェスタは日によって出展しているクリエイターが異なり、両日出展するクリエイターもいれば1日のみのクリエイターもいます。筆者が取材に行ったのは、1日目の27日。その日出展されていた作品の中から、特に面白かった展示・作品を「アクセサリー」、「模型」、「体験」にジャンルわけし、それぞれ1点ずつご紹介します。◆あの偉人や名作がブローチに
アインシュタインやサルバドール・ダリ、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」にエドゥアール・マネの「笛を吹く少年」など誰もが知っている偉人、作品をゆるっと可愛くデフォルメし、キュートな羊毛フェルトのブローチに仕上げるのは、羊毛フェルトグッズを販売する「はるレーベル」。それぞれの特徴をしっかり捉えつつも、ゆる~くデザインされたブローチはどれも味のあるものばかり!いつものファッションにワンポイントとしてつけ足すのはもちろん、友人へのプレゼントにしても喜ばれそうなアイテムです。筆者のお気に入りは「ナマケモノ」
◆気分はゴジラ? 新宿のジオラマ
千葉経済大学模型部のみなさんが展示していたのは、「新宿大ガード」のジオラマ。千葉経済大学模型部の主な活動内容は毎年11月にある大学祭に向けてのジオラマ製作で、今回展示した作品も大学祭用に準備したものだそう。細部まで精密に作りこまれており、見ればみるほど惹きこまれる作品に仕上がっています。次回作は「秋葉原大通り」の再現を予定しているとのこと。◆誰かさんからお手紙ついた♪
最近、誰かに手紙を送ったりもらったりした経験はありますか?「あなたへの手紙」という”擬似お手紙企画”をメインに活動する創作ユニット「ささくれ イーターズ」が作成しているのは、封筒に入れられた“手紙”。心理テストに「YES」か「NO」で答えていき、たどり着いたポストに入っている手紙を購入できます。手紙の文章やデザインは全て「ささくれ イーターズ」のメンバーが作成しているのだとか。メールやSNSでのやり取りが中心となっている今、手紙を開けるときのわくわく感・どきどき感を味わえる企画です。筆者はおすすめだという「最近潤いが足りていない気がする人」を購入