
例えば遠距離恋愛をしているとき、せめて寝る時くらいは彼の存在を近くに感じていたいと思う人は多いのではないでしょうか?体温…を感じるのは無理にしても、彼の心臓の鼓動とか。
「Pillow Talk(ピロートーク)」は、そんな女性のために作られた製品。英国ロンドンのデザイン企業Little Riotが製作しました。

そんな女性向けのラブツール「Pillow Talk」
「Pillow Talk」はカップルで使用する“ラブツール”。リストバンドとスピーカー、それにスマートフォンアプリで構成されています。
使い方は簡単。夜、寝るときにスピーカーを枕の下に置き、リストバンドを手首にはめ、スマートフォンアプリを起動するだけ。すると、リストバンドがピックアップしたハートビートがスマートフォンアプリ経由で相手のスピーカーに届けられるという仕組みです。こうすることで、相手の鼓動を感じながら眠りに落ちることができます。




最新技術を使っているわりに、伝わるのは鼓動だけ? もうちょっと何か伝えられないの?? と疑問に思ってしまう人も多いでしょう。でも眠るときに、心臓の音や心臓の音と同じ速さの音楽を聴くと、落ち着いてよく眠れるという人は多いみたい。また、赤ちゃん向けに心音を録音したCDも発売されているのだとか。CDに収録されている心音は見知らぬ誰かのもの。でも、それでも赤ちゃんは安心して眠りにつくそうです。
知らない誰かの心音で眠れるのであれば、彼のハートビートなら、もっと安心して眠れても不思議ではないですよね。
「Pillow Talk」は、リストバンドを付けた彼としか繋がりません。この特別感も、少しだけ素敵です。

“ソクバッキー”な女性なら、彼にリストバンドを一日中付けてもらうのもありかも。そして心音の変化で、「いま、地下鉄の階段を上っているのかな?」とか、想像してみるのも楽しいかもです。もっとも、彼はすっごく嫌がって、あっという間に恋が終わりを迎えてしまいそうですけど。
Little Riotは現在、「Pillow Talk」の市販化に向けてkickstarterで出資者を募集しています。記事執筆時点では、118英ポンド(約2万2,000円)の出資でリストバンド2個とスピーカー2個のセットを購入可能。出荷時期は2016年5月を予定しており、日本へも配送してくれるそうです。
来年の5月って、めちゃめちゃ未来ですね。そんな未来まで遠距離恋愛って続けられるものでしょうか?そのためのラブツールも、誰か作ってくれないかな?