
2020年に小学校で必修化されるプログラミング教育。「うちの子はついていけるだろうか」「親が全く分からないのに大丈夫?」など様々な悩みを抱えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
ひたすら文系の道を歩んできた筆者も気になっている1人。そんな中、あのレゴでプログラミング教育が行われているというウワサを聞きつけたので潜入してきました!
訪れたのはレゴランド・ディスカバリー・センター東京。こちらでは今年から「レゴスクール」とコラボした「プログラミングスペシャルキャンプ」が開催されています。


同イベントは、レゴ社独自の教材「WeDo2.0基本セット」を使用し、「調べる」「組み立てる」「発表する」といったプロセスを経てプログラミングの基本を学ぶというもの。教材セットの中にはレゴブロックのほか、プログラムを伝達するためのスマートハブ、モーションセンサー、モーターなども含まれています。

というわけで、まずは練習用ロボット「マイロ」を作成するところからスタート。皆さんさすが、レゴを組み立てるのが早い!


モーションセンサーやLEDを搭載しています
昨年日本でリリースされた「WeDo2.0」は、タブレット上で使用できるプログラミングソフトウェア。「前進・後退」「音声」「停止」などのプログラムを指1本で指定でき、本体とはBluetoothで連携します。スマホネイティブの子どもたちにとってはこの操作もお手の物、という感じ。


試しに筆者も操作してみましたが、「壁が見えたら止まる」「音を鳴らして急いでバックする」など思い描いたストーリーを左から右へ直感的に配置できるので思っていた以上に簡単でした。これは大人も楽しいぞ…!

仕組みを理解したところで、今回は遊園地の乗り物制作にチャレンジ。デザインや動きを自由な発想で組み立てていきます。
最後はひとりずつ発表して終了。楽しい遊園地が完成しました!


どんな力が身につくの?
3時間という長いプログラムでしたが、皆の集中力が全く途切れることなく、夢中で取り組んでいる姿が印象的でした。まだ幼稚園に通う子もいましたが、大勢の前で一生懸命話す姿には感動すら覚えます。
「“自分なりに作ったものを見てもらいたい”という気持ちだけで前に立って話せる」と語るのはレゴ社認定インストラクターの渡邊さん。プログラミングによる思考力や問題解決力はもちろんのこと、ワークショップではこうしたプレゼン力も養われていくといいます。なおレゴスクールでは同教材を使った長期的なカリキュラムを通して、メカニズムや力学などの知識もさらに深めることができるとか。
そう、お気づきかと思いますが、保護者にプログラミングの知識は一切必要なし。普通にタブレットを使いこなせれば問題なく参加できます(タブレットは貸出しも可)。保護者も難しく考えることなく“子どもと一緒に楽しむ”ことが重要なんですね。
筆者が見ていて感じたのは、「自分が子どもの頃に出会っていたら将来の選択肢が広がったかもしれない」ということ。今後学校でどのようなプログラミング教育が導入されるかは分かりませんが、子どもたちにとって好奇心を刺激される時間であってほしいと思います。
【レゴランド・ディスカバリー・センター東京】
所在地:東京都港区台場1-6-1 デックス東京ビーチアイランドモール
営業時間:平日10時~20時(最終入場18時)、土日祝10時~21時(最終入場19時)※大人のみの入場不可
※「LEGO(レゴ)」はLEGO社の登録商標です