寒い朝には温かいスープが飲みたいけど、時間が無くてついインスタントに頼りがち…そんな忙しい人も、お湯を沸かすくらいの時間でおいしいスープが作れるカインズの「魔法のスープマグ」をご紹介します。
魔法のスープマグは、電子レンジのマイクロ波で熱が発生する特殊な素材を使用したマグカップ。木のスプーン付きで価格は980円(税込、以下同じ)。
作り方は具材とスープの素、水を入れて電子レンジで5分加熱するだけ(500Wの場合)。なお本体が熱くなるためラップは使用できませんが、やや深めの作りなので吹きこぼれる心配はありません。
加熱後、取り出してよくかき混ぜれば完成!確かに本体はかなり高温になりましたが、取っ手部分は手で持てます。
さっそく飲んでみると…うん、ちゃんとおいしい!野菜にはしっかり火が通り、スープの味もしみています。スープマグの保温性も高く、最後まで食べごろの温度でいただけました。
続いて付属のレシピブックからシチューに挑戦。こちらは加熱後に牛乳を加えて仕上げます。鍋で作ったようなトロトロ感は出ませんでしたが、こちらもしっかりシチューの味。
何度か作ってみて感じたポイントは「野菜を小さめ、薄めに切る」「食材はすべて水に浸るように入れる」の2つ。あとは電子レンジが勝手に調理してくれるので、時間も有効に使えます。
マグカップでもできるのでは?
でもこれって、マグカップで作っても変わらないのでは?ふとそんな考えが頭をよぎったので、普通のマグカップを使って同じ材料と加熱時間でスープを作ってみました。マグカップでも具材には火が通り、見た目はほぼ同じ仕上がり。ただし味に関しては、スープを溶かしたお湯に野菜を入れただけのようでいまいち一体感がないような…。
一方魔法のスープマグはスープに野菜の味がしっかり溶け出していて“煮込み”の要素を感じます。やはりただのカップじゃないんですね。
2人分のカレーが作れるポットも
なお同シリーズでは「魔法のカリ―ポット」も展開されており、サイズによって1~2人分のカレーや肉じゃがが作れます。こちらの大サイズなら、2人前のカレーが電子レンジ10分で調理可能。
ただし一般的なカレーより野菜をかなり小さく切る必要があるので、手間やおいしさを総合的に判断するとスープマグがおすすめ。やっぱりちゃちゃっと作りたいシーンって1人の時の方が多い気がします。慣れれば冷蔵庫の残り野菜でもアレンジできるので、ひとり暮らしの人も1個あると自炊が捗りますよ!