
全体を覆う装置を使い、煙で長時間燻すため屋内でやるのは難しいイメージの燻製。でもあの燻しの香りをまとった魅惑の食べ物が自宅で作れたら最高ですよね。

そんな燻製作りを通常より手軽に楽しめるというアイテムがグリーンハウスの「フードスモーカー」。その仕組みや実際の仕上がりをチェックしてみました!

フードスモーカーは本物の燻製チップを使用し、短時間で燻製(簡易冷燻)が楽しめるアイテム。本体は500mlペットボトルほどのコンパクトサイズで、電池駆動式のためアウトドアにも気軽に持参できます。

購入時には3種類の燻製チップが付属しており、買ってすぐに色々試せるのも嬉しいポイント。このほかレシピ本や掃除用のブラシも付属しています。

どうやって使うの?
電源を入れると内蔵のファンが回転し、チップを燃やした燻煙がホースから出てくる仕組み。この燻煙と食材を容器の中で密閉することで燻香を定着させるのだそう。
容器はジッパーバッグやラップをかけたボウルなど家にあるものでOK。食材とホースを入れ、チップを燃やして煙が充満したらホースを取り出して密閉し、そのまま放置しておきます。※時間はレシピを参考に5~10分程度





仕上がりは?
試しにプロセスチーズと味付き玉子を10分ほど燻してみたところ、見た目はそれほど変化がありませんでしたが、香りや風味はしっかりスモークフードのそれになりました。
食材に熱を加えず、あくまで香りづけ程度の印象なので調理後はすぐに食べるのがベター。そのため開けてそのまま食べられる缶詰にも向いています。シーチキンやコンビーフをスモークしてみたら、サンドイッチもいつもよりぐっとおいしくなりましたよ!

家でもできる?
煙を満たすまでの間はホースと容器のスキマから煙が漏れやすく、屋内でやる場合は換気は必須。筆者は換気扇の下で、キッチンの窓も開けてやったのでほとんど気になりませんでしたが、冬場はちょっと寒いかもしれません…。

コツ・ポイント
短時間でしっかりスモーク感を出すポイントは、・なるべく煙を容器の外に出さない
・食材を常温に戻し、水分を減らす(冷蔵庫から出した直後は結露しやすいので注意)
・食材を広げたり、網の上に乗せたりして煙に触れる面積を増やす
といったところでしょうか。
ちなみに1回分のチップ使用量はほんのひとつまみなので、付属チップだけでもかなりの回数が楽しめそう。お手入れが簡単で、普段の保管場所に困らないのも個人的に好印象でした。

バーベキューやキャンプはもちろん、ホームパーティーでも活躍しそうなフードスモーカーの価格は5,940円(税込)。「アンジェ web shop」などで購入可能です。