子どもの頃、虫眼鏡で太陽の光を集めて紙を燃やして遊びませんでした?“紙がもったいないよ”“火事になったら危ないよ”と怒られましたが、楽しくて止められませんでした。あれは“火を道具として扱いたい”という人間だけが持つ本能だったのでしょうか?
「FEBO」は手回り品に絵や文字を熱彫刻するツール。太陽の光と人間の本能(?)を利用します。
熱彫刻ツール「FEBO」
バッテリーなどは不要
必要なのは太陽の光と人間の本能(?)
「FEBO」で熱彫刻できるのは、木材、コルク、合板、レザーなど様々。電気などを使わないため、比較的安全性が高く、大人から子供まで幅広く楽しめます。太陽の光をレンズで集めて熱彫刻する楽しさと、財布やコースターなどを自分の手でカスタマイズするという楽しさを両方味わえるのが特徴です。
家の表札を熱彫刻した例
“Sweet Home(楽しい我が家)”は、しっかりとロックされている?
財布に熱彫刻した例
レザーにも対応していることがわかる
だが、自分の財布に「Dream big(夢は大きく)」と書くセンスはわからない…
「FEBO」のパッケージには型が同梱されたものも用意されています。型にあわせて熱彫刻すれば、初心者であっても、美しい仕上がりが期待できるのだとか。
彫刻などの作業が好きな人は、部屋にこもってしまいがち。でも「FEBO」を使うには、屋外に出る必要があります。屋外で作業をすることで、新たなインスピレーションが沸くかもしれませんね。もっとも、日本で炎天下に作業をしていると、熱中症になりそうですけど。
「FEBO」を使った熱彫刻手順
1. 鉛筆で下書きし
2. サングラスを装着
3. 「FEBO」のセイフティフィルターを外したら
4. 熱彫刻を開始
「FEBO」を製作したAtellaniは、クラウドファンディングサイト
kickstarterで「FEBO」の市販に向けて出資者を募集中。39ドル出資することで4枚の型が同梱された「Stencil Pack」を、52ドル出資することで12枚同梱された「Maxi Stencil Pack」を入手できます。出荷は2015年の11月頃を予定。日本にも配送してくれますが、配送料は現時点では不明だそうです。