春は模様替えに絶好のタイミング。ベッド周りやラグを明るい色に変えたいけど、それにはまず散らかった部屋を片付けないと…。そんな人も多いでしょうか?
なかなか部屋が片付かない人は、モノのしまい方に問題があるのかもしれません。今回はスリーエムと整理収納のプロによる「収納スタイリング講座」に参加して、片付けのコツや収納アイテムの活用法を学んできました!
◆キレイが続く家の鉄則
講師を務めるのは、テレビや雑誌で活躍中の収納スタイリスト・吉川永里子さん。まずは基本的な整理収納の考え方やモノを片付ける時の手順を、分かりやすいレクチャーで学びます。
収納スタイリストの吉川永里子さん
明るいトークにモチベーションも上がります!
キレイが続く収納をつくるためには、特に
「定位置管理」と
「適正量の決定」を徹底することが重要だそう。定位置管理は、モノが最も使いやすい場所を定位置に決めて、使ったら必ずその場所に戻すこと。そして自分の生活に必要なものの量(適正量)を考え、むやみに増やさないことを意識します。
そこで便利なのが、欲しい場所にピンポイントで収納が増やせるフックや両面テープなどのグッズ。最近は“キレイにはがせる”ものが多く、やり直しや原状復帰も可能です。これらを使ってモノの定位置を決める方法を、以下、ハウススタジオ内の実例と一緒にご紹介します!
◆キッチン編
一見収納が多いようで、手を伸ばした範囲に丁度良いスペースがないのがキッチンの難点。そんな時は壁にカゴや飾り棚をくっつければ、即席の定位置が作れます。
オシャレな飾り棚も、「スコッチ 超強力なのにあとからはがせる両面テープ」を使えばネジ止め無しで固定可能。
飾り棚もしっかり支える強度!
よく使う調味料がワンアクションで手に取れます
小鍋やお玉といった軽い調理器具は、扉裏や天井などのデッドスペースにぶら下げて。コマンドのスイングフックはフック部分が180度動くので、上向きにつけても使いやすいのがポイントです。
◆子ども部屋・寝室編
続いては子ども部屋。吉川さんによると、子どもに片付けを教えるコツは
子どもの目線で収納を作り、成長に合わせて高さを変えてあげることだそう。また、幼い子もフックにものをかける動作は比較的やりやすいといいます。
実例ではいつも使うものを棚横にまとめてかけたり、低い位置にタオルハンガーを貼りつけたりといったアイデアが提案されていました。なおこちらのジャンボフックは3.5kgまで耐えられるので、ランドセルもへっちゃらです!
こちらは寝室のクローゼット。服だけを収納しがちですが、一緒に衣類用の消臭スプレーやブラシなども置くことで、日頃からお手入れするクセがつきます。
そのほか、アクセサリーや鏡も設置すれば身支度も格段にスムーズになりますね。
◆玄関編
最後は玄関。靴箱の扉の裏を活用して、“忘れ物ゼロ”を目指しましょう!
ここで登場する面白いアイテムが「コマンドファスナー カチッとホルダー」。テープ同士がマジックテープの要領でしっかりとくっつくので、壁に直接ものを固定できちゃいます。朝の支度でつい忘れがちな日焼け止めや虫除けスプレーなんかをこれで用意しておくと便利ですね。
アイデアが無限に広がる「コマンドファスナー カチッとホルダー」
◆本当にキレイにはがれるの?
ところで、これらのグッズは本当に“キレイにはがせる”のでしょうか?「スコッチ 超強力なのにあとからはがせる両面テープ」を使って試してみました。なおこちらのテープにははがすための専用ツールが付いており、テープと接着面との間に糸を通してはがしていきます。
◆おまけ:流行のDIYももっと身近に
講座の最後にはワークショップも実施。参加者は先ほどのテープと用意されたパーツを自由に組み合わせて、オリジナル雑貨作りに挑戦しました。
100円ショップなどのアイテム同士を組み合わせる100均DIYも、後ではがせるテープを使えば修正や分解が自由自在。100均アイテムは次々新商品が出るので、一度作ったものに手を加えたい、という人にもとても便利です!
「ものが出しっぱなしになってしまうのは何かのヒント。なぜしまえないかを考えるきっかけにして欲しい」と吉川さん。ライフスタイルは人それぞれですので、まずは現状を見直してできるところから取り組んでみてはいかがでしょうか?
※各アイテムは接着できない素材や場所があります。使用の際は商品情報をよくご確認ください。