
日本でも一軒家などに数人で居住する「シェアハウス」が増えている。だが、家や部屋をシェアする際に問題になるのが、トイレの匂いだ。誰かが用を足した直後のトイレは臭くて利用がためらわれる。家族であればまだ我慢もできるが、他人の匂いは我慢できない。


米国では、シェアハウスのトイレには必ずマッチが置かれている。用を足した後、マッチに火を付ければ、匂いが消えると信じられているからだ。だがこの奇妙な風習は、
「マッチを擦ったら、トイレが爆発した!」
という都市伝説を生んだだけで、消臭効果はほとんどないと言われている。

だが、その効果は不明だ
「Fresh Air Plus」はトイレの匂い問題を解決する便座。強力なファンが取り付けられており、匂いを吸気。便座に取り付けられたホース経由で外に排気する仕組みだ。匂いの発生源の近くで吸気するので、天井などに取り付けられた通常の換気扇より30倍程度早く換気が可能だという。

ホース経由で匂いを排気する
「Fresh Air Plus」は取り付けも簡単。使用中の便座を外してその代わりに「Fresh Air Plus」を取り付けた後、トイレの壁にドリルで穴をあけるだけ。そこにホースを通せば、設置は完了となる。




シェアハウスとして使用されている家は古いものが多いので、大家さんと交渉すれば取り付けを許可してくれる可能性は高いだろう。
アパートやマンションでは壁に穴をあけるわけにはいかない。そのような場合には、ホースの先端部分をトイレの窓から外に出すだけでも効果は期待できるという。

「Fresh Air Plus」開発者は近日中に kickstarter で資金調達プロジェクトを開始する予定。出資者が登場するのかどうか、非常に興味深い。
