だが、死んだセミへの対処は簡単だ。じっと動かないので、簡単に処分できる。セミファイナルも、いずれ動かなくなる。それよりも、この季節に問題となるのは、リビングやベッドルームに飛び込んでくる生きた害虫たちだ。彼らとどう戦えばよいのだろうか?
この問題を解決してくれるかもしれないのが、「虫ハンター」。これは虫を殺さず、生け捕りにできる虫取りグッズだ。

「虫ハンター」は、虫を吸引して捕獲するショットガン型の虫取りグッズ。引き金を引くことで銃口付近にいる虫を一気に吸引する。電気や薬品を一切使用していないため、子どものいる家庭でも安心だという。


というか、子どもは喜ぶかも?
吸引した虫は、専用カートリッジに捕獲される。カートリッジには返しが付いており、虫が逃げにくい構造。また、カートリッジは取り外し可能で、虫に手を触れずに逃がせる仕組みとなっている。

さて、「虫ハンター」には2つの欠点がある。それはサイズが小さすぎることと、思ったほど吸引力が強くないこと。「fly-goodbye(ハエよ、さらば)」という製品名の通り、小さなハエなどの捕獲には向いているが、一般的なサイズのゴキブリを吸引するのは無理だ。セミやセミファイナルを吸い込むこともできない。捕獲対象の虫が小さい場合でも、素早い動きをするものや、飛ぶ種類のものだったりすると、捕まえるにはかなりの修行が必要となる。吸引力が弱いため、銃口を虫に近づける必要があるからだ。コツをつかむまでは虫ではなく、虫のまわりの砂や土やほこりばかりを吸い込むことになるだろう。
「また、つまらぬ物を吸ってしまった」
そう呟き、ため息をつく日々が続くかもしれない。
白箱.com や Amazon.co.jp などから購入できる。価格は2,980円。
