ところで、そうめんをゆでている間皆さんは何をしていますか?じっと鍋を見つめている方がほとんどでしょうか?ただ待つことが苦手な筆者はその1分すら耐えられず、薬味を切ったりつゆを出したりとうっかり目を離して、ゆで汁が“ジュワーッ”と吹きこぼれることがよくあります。
毎年恒例なので半ば開き直っていたのですが、先日そうめんレシピを検索していた流れで「ステンなべぞこくん」という商品を発見。長年の悩みが解決するのではと、さっそく購入してきました。

パール金属から販売されているこちらの商品は、麺類をゆでる時にゆで汁を吹きこぼれにくくしてくれる便利グッズ。直径約8.5cm、厚さ1cm ほどのステンレス製プレートで、価格は541円(税別)です。


使い方は、凸面を上にして鍋底に沈めるだけ。沸騰が始まると突如なべぞこくんが“カタカタカタ…”と音を立てて振動し始め、鍋がぼっこぼっこと大きく泡立ってきます。


初回は若干動揺しますが、故障ではないのでいつも通り麺をゆでます。


今回は(撮影もあるため)ちゃんと見守っていると、先程から発生している大きな泡により麺が豪快にかき混ぜられています。でも水面は透明なままで、吹きこぼれる心配はなさそう。

何となく気になってなべぞこくんを取り出してみたところ、みるみる白い悪魔(泡)が湧きだしてきました…!

◆“カタカタ音”が重要
ちなみに麺類をゆでている時の吹きこぼれは、材料から出るデンプンのねばねばした泡が押し上げられて発生するそう。この泡をなべぞこくんの大きな泡が打ち消すことで吹きこぼれを防いでいるのだとか。なべぞこくんの唯一気になる点は振動音なのですが、振動しないと泡ができないので受け入れるしかなさそうです。
◆パスタやうどんにも
なおそうめんだけではなく、パスタやうどんにも使用できるので1年中活躍すること間違いなし。そのシンプルな形故に後片付けも簡単です。さりげなく麺もかき混ぜてくれるので、これから“ゆで”は彼に任せてみては?

記事を執筆後、たまたま寄った「キャンドゥ」で類似商品「あら!ふしぎくん」を発見。メーカーは新潟のエコー金属で、なべぞこくんと同様にステンレス製の国内製とのこと。同じ構造ですがサイズが大きめなので用途によって使い分けてもいいかもしれません。
