Googleで「猫」を画像検索すると、数えきれないほどのネコ画像が表示されます。でも写真のほとんどはネコのアップ。ネコが見たい人にとっては垂涎ものだとは思うのですが、何枚も見ていると、ちょっと飽きるのも事実。

そんな無数のネコ写真の中で、一際異彩を放っているのが、ネコ写真家沖昌之さんの作品です。「ネコザイル」そして写真集『ぶさにゃん』で有名な沖さんの写真は、お外ネコの様々なシーンを切り取っているのが特徴。アパレルの世界にいたときに身に付けた(?)独自の色彩感覚も魅力です。

乗ろうかなと、思っているの…
乗ろうかなと、思っているの…

「ネコは好きだし、ネコ写真もよく見るけど、沖さんは知らない」

そういう方もいらっしゃることでしょう。ここでは、「3分でわかる、ネコ写真家沖昌之さんの魅力」と題し、その魅力をまとめます。キーワードは「ネコザイル」の他、「Kissネコ」「無重力ネコ」「逆立ちネコ」、そして独自の「色彩感覚」です。

ほんとは、3分じゃ無理だニャ…。
ほんとは、3分じゃ無理だニャ…。

■「Kissネコ」―挨拶せざるを得ない仲良しさんたち
沖さんの写真は、下町で生きる野良ネコ、地域ネコ、お出かけ中の家ネコなど、さまざまな“お外ネコ”の生活を記録したもの。そこでは、毎朝、挨拶せざるを得ない仲良しのネコさんたち  ~親子だったり、兄弟だったり、ムフフな関係だったり~ が存在するみたいです。沖さんは、そんな仲良しさんたちの「Kiss」をカメラに収めています。

目を瞑って、うっとりと
目を瞑って、うっとりと

あれ?左の子は、嫉妬しちゃってる?
あれ?左の子は、嫉妬しちゃってる?

■「無重力ネコ」―祖先は(多分)忍者なネコさんたち
ウチの中とは異なり、外には移動する上での様々な障壁が存在しています。でも沖さんの写真の中では、ネコさんたちは重力を感じさせないかのように、壁や小川、ときには灯篭など、様々な障壁をラクラクと越えています。恐らく、数代さかのぼったご先祖は、忍者だったのでしょう。

ネコは自由  重力からも、自由!
ネコは自由
重力からも、自由!

彼にとっては、平地も同然なのです
彼にとっては、平地も同然なのです

敵の忍びに見つかったニャ!
敵の忍びに見つかったニャ!

■「逆立ちネコ」―体操競技選手内村航平さんもびっくり
お外ネコを見ていてびっくりするのは、高いところから飛び降りたときのランディング。見事なソフトランディングから、見ているこちらがひやひやするハードなランディングまで、様々な着地ぶりを披露してくれます。

ネコさんの得点は…「10点!」
ネコさんの得点は…「10点!」

沖さんのカメラが切り取るのは、そんなランディングの一瞬。そこだけ見ると、ほぼ逆立ち。体操競技選手もびっくりなポーズを決めているのがわかります。ほんの一瞬の出来事なので、肉眼では見逃してしまうかも。カメラを通さないと見られない、貴重な瞬間です。

はっ!
はっ!

■カラフルな「色彩感覚」―バックボーンが違うことから生まれたメリット
沖さんによる写真の最大の特徴は、その色彩感覚でしょう。アパレル業界で働いていらっしゃるときに培われたと思われる独自の感覚は、写真の隅々にまで行きわたっており、他の方の撮影された写真と混ざっていてもすぐに見分けがつくほど。

例えばこんな木漏れ日や
例えばこんな木漏れ日や

夜の街の明りも、ネコさんと一緒に切り取ります
夜の街の明りも、ネコさんと一緒に切り取ります

緑がきれい
緑がきれい

お月さまみたい!
お月さまみたい!

カワイイネコだけでなく、周囲の風景も美しく切り取る。これが、沖さんの作品の新しさと言えるでしょう。

水面に浮かぶ落ち葉の上をジャンプ!  完璧な一枚
水面に浮かぶ落ち葉の上をジャンプ!
完璧な一枚

■そして、「ネコ能力」
沖さんと言えば、“ネコ能力者”。ネコさんの方から自発的にポーズを取ってくれるというその特殊能力は、現在ももちろん健在です。

カメラの前でポーズを取るネコさん  自発的にポーズを取ってくれるそうです
カメラの前でポーズを取るネコさん
自発的にポーズを取ってくれるそうです

■『ぶさにゃん』刊行記念 沖昌之さんサイン会概要
そんな“ネコ能力者”の沖昌之さんの、写真集『ぶさにゃん』刊行記念サイン会が湘南T-SITEで開催されます。個人的には、サイン会よりも、写真展をやって頂きたいところ。沖さんの撮影されたネコさん達を、大きなサイズで見たいからです。

たとえばこんな写真  大きなサイズで見ると、きっともっときれい!
たとえばこんな写真
大きなサイズで見ると、きっともっときれい!

でも、沖さん本人に会えるサイン会も、面白いと思いますよ。沖さんの撮影されたネコさん達が、なぜ自発的にポーズを取ってくれるのか、なぜ頭に花をのせられても怒らないのか、ご本人に会うと、少しだけその理由がわかるからです。

タンポポの花をのせたぶさにゃん先輩
タンポポの花をのせたぶさにゃん先輩

デジカメやスマートフォンで毎日写真を撮りまくっていると、写真なんて、誰が撮っても一緒に思えてくるときがありますよね。でも、沖さん本人と会って、沖さんの撮影されたネコさんたちをもう一度見直すと、「写真には、撮影した人のすべてが写る」という当たり前のことを、再認識できると思います。

沖さんは多分こんな人で
沖さんは多分こんな人で

こんな人です
こんな人です

◆『ぶさにゃん』刊行記念 沖昌之さんサイン会概要
開催日時:2016年2月21日
開催時間:14時から15時
開催場所:湘南T-Site 1号館2階 湘南ラウンジ
主催:湘南蔦屋書店
定員:先着50名
申し込み方法:電話(0466-31-1510)または店頭での予約制
参加するには、湘南T-Siteで写真集『ぶさにゃん』か、『ぶさにゃん』ポストカードを購入する必要があります。

湘南T-Site  (画像は、「『ぶさにゃん』VS『ぶるにゃん』フェア」)
湘南T-Site
(画像は、「『ぶさにゃん』VS『ぶるにゃん』フェア」)

湘南T-Siteでは現在、「『ぶさにゃん』VS『ぶるにゃん』フェア」が開催中なのだそう。開催期間は1月19日から2月末日迄だそうです。沖さんのミニパネル展も実施されているみたいですよ。

サイン会、来てニャ
サイン会、来てニャ

来てくれないと、ニャニャニャにゃーだニャ
来てくれないと、ニャニャニャにゃーだニャ

「藤沢は、ちょっと遠くて行けない」という方は、写真集『ぶさにゃん』を手に取って、沖さんの世界を堪能してみてください。ぶさにゃん先輩と沖さんの出会い(とその後)は、読み応えありますよ。

(記事中の画像は、作者である沖昌之さんの許諾を頂き、沖さんのInstagramから転載させて頂きました)