
ちょっとした記念日やお祝いごとがあった日。わざわざレストランを予約するほどでもないけれど、自宅でいつもより豪華なディナーを楽しむ人は多いかと思います。
そんな時、手軽にプロの味が楽しめるちょっと変わった缶詰を見つけたのでご紹介します。中に入っているのは、なんとジビエ(野生動物の肉)を使った料理!

こちらのジビエ缶は、雑貨ショップで有名なアクタスが運営するレストラン「SOHOLM(スーホルム)」が開発したもの。先日オープンしたばかりの東急プラザ銀座内にあるライフスタイルショップ「SLOW HOUSE 銀座」で先行販売されています。

ジビエ缶は全部で6種類あり、価格は1缶1,200円から。今回購入したのは「島根県産猪肉のポトフ」と「北海道産鹿肉のフリカデラ」の2種類で、いずれも価格は1,800円(税別)です。

●缶詰とは思えないクオリティ!
なお缶詰を温める際は、中身の味を変えない湯せんがオススメ。鍋でお湯を沸騰させたら火を止めて、缶詰を浸けておけば5分くらいで温まります。
それではまずはポトフから。

フタを開けると今にも溢れんばかりのスープ。一滴たりともこぼさないよう慎重に取り分けます。中からは大きくカットされた猪肉と、ニンジン、ジャガイモ、タマネギなどの野菜が出てきました。


缶にはまだスープが残っています
薄色のスープを口に含むと、香味野菜の香りとともに幾重もの旨みのレイヤーが舌の上に広がります。肉も野菜も噛む必要がないほどやわらかく煮込まれており、その旨みがスープにしっかりと溶け込んでいる印象。

猪肉の味はマトンに近いですがそこまでクセが無く、脂っぽさも感じません。原材料はほぼ肉と野菜だけというシンプルなものですが、この味は自分では一生かかっても出せない気がします…。

続いては北海道産鹿肉のミートボールをキノコクリーム仕立てにしたフリカデラ。こちらもたっぷり7個のミートボールが入っていました。


まろやかでコクのあるソースにはほのかな酸味があり、タイムとローズマリーの香りが大人なアクセントを添えてソースだけでも永遠に食べ続けられそう。やわらかいミートボールとの相性もバツグンです。

なお缶詰の製造者はそれぞれの肉の産地になっており、新鮮な食肉が使われていることが分かります。以前鹿肉を食べた際は臭みが気になったのですが、今回はどちらもほとんどクセを感じませんでした。ここ最近ジビエ料理を出すお店が増えましたが、この缶詰はジビエ初心者にもオススメですよ。
●買えるのはまだ1店舗だけ
スーホルムのジビエ缶が買えるのは、現在SLOW HOUSE 銀座のみ。初回入荷分はオープン後数日で完売してしまったそうなので、確実に欲しい方は事前に在庫を確認したほうが良いかと。
もっと身近で売っていたら、何かにつけて「自分へのご褒美」とかいって買っちゃいそうなジビエ缶。更なる販路拡大を期待したいところです!
住所:東京都中央区銀座5-2-1