ジェスチャーで操作するユニバーサルリモコン 「Bearbot」
「Bearbot」はジェスチャーで操作するユニバーサルリモコン。部屋の中にあるリモコンの多くを、これ1台で置き換えることができる。
使用するには、専用スマートフォンアプリを使ってクマを“手なづける”必要がある。アプリ上で、リモートコントロールするデバイスの種類と、リモコンの方式を指定。続いてジェスチャーと操作の組み合わせを選択。最後にリモコンを「Bearbot」に向けて操作ボタンを押せば、「Bearbot」がその操作を覚えてくれる。
クマを手なづけるには、アプリでデバイスを選択
(画像では、テレビを選択)
続いてジェスチャーと操作の組み合わせを選択する
(画像では、クマの前で手を振るジェスチャーを選択)
リモコンを「Bearbot」に向けて操作ボタンを押せば、「Bearbot」がその操作を覚える
一度操作を覚えさせれば、「Bearbot」に直接手を触れずに様々なデバイスをコントロール可能だ。例えば「Bearbot」の前で指をくるくると回して、テレビの音量を上げ下げできる。台所仕事をしていて手が濡れているときなどに、これは便利だ。
手が使えないときには、足でコントロールすることもできる。
複数のリモコンが必要な操作を、「Bearbot」を使ってワンアクションでコントロールすることもできる。例えば、テレビのリモコンでテレビの電源を入れ、入力をブルーレイプレイヤーに切り替え、ブルーレイプレイヤーの電源を入れるという一連の操作を、「Bearbotの前で手を振る」、というワンアクションでまとめることが可能だ。
「Bearbot」は実用性があるだけでなく、カワイイという特徴も持っている。1.44インチの小さなスクリーンに表示されたクマの顔は、様々な表情を見せてくれる。
開発したのは、ルクセンブルクのエシュ=シュル=アルゼットに本拠をおくMu Design。同社は現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施している。本稿執筆時点では99ユーロ(約1万1,200円)の出資で「Bearbot」を1個入手可能だ。出荷は2017年8月に予定されている。
リモコンに99ユーロは高いと感じる人も多いだろう。だがあちこちに置かれたリモコンが、部屋の美しさを台無しにしている場合もある。物の少ないすっきりした部屋を目指したい人には、「Bearbot」は良い商品なのかもしれない。