本日11月3日は「文化の日」。今回えんウチ編集部では、日本伝統の話芸・落語の新しい楽しみ方を提案するイベントに潜入してきました。
訪れたのは、10月末に開催されたキリンビールのイベント「びあ寄席」。同社が展開するビールブランド『グランドキリン』のファンコミュニティ「びあのわ」会員限定のイベントです。
グランドキリンシリーズ、筆者も好きです
イベント内容は、クラフトビールと落語をかけ合わせるという何とも斬新なもの。抽選で選ばれた会員が集まる会場には高座が用意され、各噺家さんが担当するビールの製法や味わいにピッタリな落語を“サーブ”してくれるとか。
この日登壇したのは、柳亭こみちさん、立川晴の輔師匠、春風亭一之輔師匠、柳亭小痴楽さん、立川生志師匠の5名。現在授乳中のこみちさんを除き、皆さんに「一番搾り」やグランドキリンのフレーバーが割り当てられています。
社員のみが知る裏話(?)も聞けました
定番商品の「グランドキリン」は、独自のディップホップ製法による力強い苦味と飲んだ後に戻ってくる華やかな香りが特徴。そこで“落語界の若きエース”こと春風亭一之輔師匠が披露したのは「堀之内」。どこまでもそそっかしい主人公をビールと同じく個性的に演じます。
フルーティで華やかな香りが楽しめるIPAスタイルの「グランドキリン 十六夜の月」(※季節限定商品)に柳亭小痴楽さんが合わせたのは、知恵比べがテーマの「のめる」。小気味よいオチと、軽快なテイストのビールがマッチしていました。
また、11月8日に発売予定の新商品「グランドキリン ディップホップヴァイツェンボック」もひと足先に登場。無濾過で仕上げたまろやかな口当たりと独特のスパイシーな香り、高めのアルコールが特徴です。ほど良く酔った頭に、立川生志師匠による後味の良い落語「井戸の茶碗」が心地よく染みます。
筆者はこれまでテレビでしか落語を見たことがなかったのですが、目の前で見ると伝わってくる熱量は段違い。また、時間が経つとより味わい深くなるクラフトビールは想像以上に落語のお供にピッタリでした。
終演後は噺家の皆さんで飲み比べる一幕もあり、なかなか見られないわきあいあいと話す姿が新鮮でした。個人的には、毎週通いたくなるほど楽しいイベント。びあのわのイベントは毎回趣向が変わるそうですが、これは第2回も期待したい!
左はキリンビール商品開発研究所の蒲生さん
なお当日の模様は「ニコニコ生放送」の過去動画から視聴可能(無料の会員登録が必要)。皆さんもビールを片手に楽しんでみては?※お酒を扱う番組のため、20歳未満は視聴不可