小学生の頃、勉強、美術、遊び(バトルえんぴつ)用の鉛筆が詰まった筆者の筆箱はいつもパンパンでした。今も多いと思いますが、筆者の通っていた小学校はシャープペン禁止だったので、削る必要が無くて見た目もカッコイイシャープペンに憧れたものです。
でも大人になって様々な筆記具を使ってみると、鉛筆って意外と書きやすかったと思いませんか?今回は、そんな鉛筆とシャープペンのハイブリッド筆記具「鉛筆シャープ」をご紹介します。
コクヨから販売されているこちらの商品は、“鉛筆のように滑らかな書き心地”を追求したシャープペンシル。芯径0.9mmと1.3mmタイプに加え、7月には0.7mmも発売されました。軸は六角形と三角形の2種類があり、今回は六角形を購入。価格は1本180円(税別)です。
◆握りやすく、文字が安定して書きやすい0.7mm
日本のシャープペンは0.5mm芯が一般的ですが、0.7mmでも線の太さに大きな違いはありません。ただ、0.2mm違うだけで芯の強度がグッと上がり、よりさらさらと安定した書き味になります。描線も濃くて見やすい。仕事柄、取材中にメモを取ることが多い筆者にはかなり重宝しそう。
また、鉛筆で慣れ親しんだ六角形の軸は握りやすさ抜群。一般的な円筒のグリップだと指が滑ったり痛くなったりするのですが、鉛筆シャープは絶妙な太さで軽く、長時間書いても疲れにくそうです。机やノートの上で転がりにくいのもポイント。
替芯はノック部分から直接挿し込む構造。キャップやクリップといったパーツを極力排除することで、紛失や破損の可能性も減ります。“芯を繰り出して書く”というシャープペン本来の機能のみを追求した潔さが、個人的には非常に気に入りました。なお使わない時はペン先がしまえるので安心です。
◆で、結局3本とも欲しくなる
せっかくなので0.9mmと1.3mmも投入し、使用感を比較してみました。
0.9mmは紙へのあたりが0.7mmよりも柔らかく、より軽い力で筆記できます。描線もかなり濃くなるので、メモ書きやアイデア出し、マインドマップなど集中してひたすら書きたい時に良さそう。ちなみにイラストレーターの編集部員にも使ってもらったところ、絵を描きやすいのはこの0.9mmとのことでした。
1.3mm芯ともなるとしばらく削っていない鉛筆くらいの太さで、マークシートの塗りつぶしやラフなイラスト・デッサン向き。ということは、3本持っていれば筆記シーンはほぼカバーできる!?結局大人になっても筆箱は膨らむ一方です。
学生さんにもオススメ!(これは筆者のらくがきです)