無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
コーヒーの香りで目覚める朝、手に入ります

無印良品から2月16日に発売された「豆から挽けるコーヒーメーカー」。テレビ番組などの反響もあり、現在は品薄状態になっているとか。

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
「豆から挽けるコーヒーメーカー」(税込3万2,000円)

最大の特徴は、商品名の通りコーヒー豆の状態から抽出できるミルを搭載していること。最近はコンビニでも挽きたてコーヒーが買えますが、自宅でも飲めたら魅力的ですよね。ちょうどコーヒーマシンを探していた筆者、幸運にも発売日に入手できたので使用感や味をご紹介します。


計算されたデザイン

サイズはW14.5×D28.5×H34.5cmとかなりコンパクト。上から豆を入れる構造になっており、棚に置く際は上部にある程度余裕が必要です。ドリッパー部分と湯沸かし容器は横にスライドして取り出すため、両サイドにも空間を空けておきましょう。

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
設置場所は余裕をもって
これだと上が足りません

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
ドリッパー部分はスライド式

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
湯沸かし容器は右側
カーブ状になっているので出し入れしやすい

付属品は専用のガラスポット、ペーパーフィルター(5枚)、計量カップ、お手入れブラシ。なお、別途単4電池3本が必要なのでお忘れなく。

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
すぐに使えるフィルター付き

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
電池がなくても淹れられますが、タイマー機能は使えません

約8分でドリップ

計量した豆、ペーパーフィルター、水をセットしたらフロントパネルで量と方法を指定して抽出スタート。豆を一定のサイズに挽くフラットカッターミルが採用されているそうで、コンビニのコーヒーなどに比べると挽いている時間はかなり長い印象。豆の挽き加減は好みに合わせて5段階で指定できます。

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
付属の計量カップで豆を投入

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
カップ数と「豆から抽出」のメニューを選択

1度に抽出できる量は最大3杯(約450ml)まで。このサイズ感にしては少なめでしょうか。なお「粉からの抽出」や「ミルだけの使用」も可能です。

ガーッと粉砕する音がした後、計8分程でコーヒーが完成。ミルの音はシュレッダーの音に近く、それなりに音量もあります。

抽出完了を知らせる音はありませんが、パネルの点灯と部屋中に充満したコーヒーの香りで分かります。挽きたてならではの芳醇なアロマを存分に堪能しましょう。

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
香りの強さが明らかに違う!

プロのハンドドリップを再現

抽出したての粉を見てみると、もこもこと大きく膨らんでいます。筆者もこれまでハンドドリップで淹れていましたが、これを見てしまうともう「お任せします!」という感じ。

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
“蒸らし”と“斜めシャワー”によるたわもの

ちなみにマシンに浮かれて今回は豆も焙煎したてのものを使用しましたが、とにかく華やかな香りと雑味がないクリアな味わいに大満足。良い豆を買っても上手く淹れられないと悲しくなりますが、専門店レベルの味で楽しめます。

タイマーが便利

もうひとつ便利な機能がタイマー。セットした時刻になると自動でコーヒーを淹れてくれます。

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
寝る前にセットしておくと便利
ペーパーフィルターを忘れずに!

ただし、前述の通りミルの音が響くので、隣の部屋などで寝ている場合は起床時刻にセットするか粉から抽出することをオススメします。逆に目覚まし代わりにはなるかも?

お手入れは?

一般的なコーヒーメーカーと同じく、ポットとドリッパーは毎回洗浄が必要。ミルも簡単に取り外せるので、専用のブラシでマメに掃除してあげましょう。

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
ミルは上部から簡単に外せます

無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」
専用のブラシでお手入れ

自宅で手軽に本格的な味が楽しめるのはもちろん、毎朝コーヒーの香りが充満した部屋に入る幸せは同商品ならでは。使い始めこそミルの音に驚きましたが、不快な音ではないのでそのうち「あ、やってるやってる」と気にならなくなってきます(※あくまで筆者の意見です)。お住まいの環境と照らし合わせて検討してみてください。筆者は色々な豆を飲み比べたくなり、早速買い足してしまいました…。