手作りバレンタインに便利な製菓キット。しかし製菓キットになっているものはクッキーやガトーショコラなど定番が多く、「ちょっと凝ってみました感」が出しにくいというデメリットも(それを求めるならレシピ本見て作れっていう話なのかもしれませんが…)。
しかしこのたび手軽さとこだわり感を両立してくれる製菓キット「ムース・オ・ショコラ」をスーパーマーケットで発見。製造はクラウンフーヅ、価格は1,078円(税別)でした。東急ハンズやAmazonなどのオンラインショップでも取扱されています。

セット内容はビターのクーベルチュールチョコレート(50g)と金箔、ハート形陶器&スプーン×2。自分で用意するのは生クリーム60cc、卵黄1個、砂糖20gです。


作り方もとても簡単!加熱の必要がなく、基本的に混ぜるだけ。作業には30分もかかりません(冷やす時間は除く)。
まずボウルに入れたチョコレートを湯せんで溶かし、生クリーム10ccを投入。均一になるまで混ぜ合わせます。


ボウルを湯煎から外し、卵黄を投入。さらに混ぜ合わせます。


別の容器で生クリーム50ccと砂糖を泡立てます。この泡立て具合がポイント。ゆるめならやわらかなクリーム状に、かためならテリーヌのような仕上がりになります。


チョコのボウルに生クリームを2回に分けて混ぜ合わせたら、容器に入れて冷蔵庫で冷やすこと1~2時間。固まったら金箔を振りかけて完成です。




今回は割と生クリームをかために泡立ててしまったので、スプーンですくう際の触覚はバニラアイスくらいのかたさ。舌にのせると熱でしゅわっと溶け、チョコの濃厚な味わいを広げます。くちどけは軽いのにコク深いギャップがたまらない!

キットのクーベルチュールチョコはベルギー産カレボーブランドのもの。マダガスカル産のカカオ豆が使われ、香り高く上質な味わいが楽しめます。
シンプルだからこそ、チョコの品質がダイレクトに影響してくるレシピ。キットなしで作る場合はチョコ選びに気を使ったほうがよさそうです。また要冷蔵なのでギフトとして手渡しするよりも、おうちバレンタインで食後のデザートに出すのに向いているかも。

手間のかかるお菓子作りは気が進まないけど、おしゃれ感は演出したい。そんな人は今年はムース・オ・ショコラにトライしてみてはいかがでしょう!