本日10月1日は「コーヒーの日」。国際コーヒー機関(ICO)ではこの日にコーヒーの新年度が始まるそうで、今年から「国際コーヒーの日」にも制定されています。
コーヒー好きならこんな日こそ極上の一杯を味わいたいもの。そんな編集部の願いが届いたのか、なんと今回デロンギから全自動エスプレッソマシンをお借りすることができました!
お借りしたのは「デロンギ マグニフィカS カプチーノ コンパクト全自動エスプレッソマシン」(ECAM23460S)。一杯ごとに豆を挽いて抽出してくれるほか、“自動カプチーノ機能”も搭載したフラッグシップモデルです。市場価格は約15万円前後と一般庶民にはなかなか手が届かない高級マシン。一体どれほどのものなのか、コーヒーの味や操作方法、音などの使い勝手をレビューして行きたいと思います。
◆コーヒーを淹れてみよう
早速マシンを編集部の空いたスペースに置いてみると、その高級オーラをいち早く感知したスタッフたちが群がり、昭和の街頭テレビ状態に。
オフィスの風景になじんできたところでタンクに水を入れ、電源を入れると自動で洗浄が開始されます。コーヒー豆をセットしたら、パネルを操作して好みのメニューを選択。液晶画面にメニューなどが日本語で表示されるので、あとは欲しい量のボタンを押せば抽出が始まります。
豆が挽かれると同時にあたりがコーヒーの良い香りに包まれ、ほどなくしてエスプレッソがカップに注がれます。全自動コーヒーマシンのネックはその作動音ですが、思った以上に控えめかつ耳障りでないので、オフィスでも問題なく使えました(動画を参照)。自宅では寝室の枕元にでも置かない限り夫婦喧嘩の心配はないと思われます。
豆を挽く音(※音が出るのでご注意ください)
豆の芳醇な香りと味がギュッと凝縮されたエスプレッソは、イタリアンレストランで出てくるような文句なしのクオリティ。これが自宅で飲めるなら、朝が苦手な筆者もちょっとだけ早起きできそうな気がします。
ちなみに作れるメニューはエスプレッソ、ロングコーヒー、カフェマキアート、カプチーノなど様々。一杯ごとに豆の挽き方から抽出量、濃さ、温度まで自由自在に調整できるので、わがままを全部聞いてくれる行きつけのカフェができた気分です。
◆ミルクの魔術師
なお筆者が最も感動したのは、独自技術「ラテクレマシステム」を搭載した自動カプチーノ機能。「カプチーノ」ボタン1つでミルクの温め、泡立てを自動で行い、カプチーノやカフェラテが作れます。
最適な温度に温められたミルクは驚くほど甘みが引き立ち、滑らかなフォームは時間が経っても一向につぶれません。まるでバリスタが淹れたようなおいしさにただただ感激するばかり。友人の結婚式でもらったBodumグラスも、今までで一番輝いています。
ちなみに余ったミルクはコンテナごと冷蔵庫で保管できるのもポイントです。
◆気になるメンテナンスは?
日々のお手入れはトレイやカス受けを引き出して洗うだけ。ミルクノズルも、使用後につまみを「CLEAN」に合わせれば簡易洗浄ができます。
抽出ユニットも月1回程度掃除が必要ですが、ワンタッチで着脱できるので難しい操作は必要なし。
◆スタッフ全員がマシンの虜に!
さて、このコーヒーマシンが来てからというもの、編集部の生活が一変。まず社長からコーヒー豆が大量に支給され、エスプレッソカップなどの食器が続々と集まり始めました。
朝出社したら各自がタンブラーに抽出してデスクへ。何だか皆、毎日プレゼンに勤しむ外資系IT企業の人みたいに見えてきます。
ちなみに外形サイズはW238×D430×H350mm。業務用のマシンに比べればだいぶコンパクトですが、日本のキッチンでこれだけのスペースを確保するのはなかなか難しいかもしれません。コンセントさえあればどこにでも置けるものの、やっぱり使い勝手が良いのはキッチン周りなんですよね…。
とはいえ、これぞ“おうちカフェ”の真骨頂。コーヒー好きなら電子レンジや炊飯器の代わりに据える価値はありそうです。自宅で難しければ、オフィスでおねだりしてみるのもアリかもしれません。