たまにしか使わないけれど家に必要な「救急箱」。家族がそれぞれ好き勝手に入れていくと、こんな状態になりませんか?
散らかった救急箱は、急いでいるのに見つからなかったり、同じものを購入してしまったりとデメリットだらけ。そこで今回は、救急箱の整理のコツを100円ショップのグッズを使ってご紹介します。
ちなみに画像は実際にごちゃごちゃになった筆者宅の救急箱。ちょっと小さなケースに移したいのですが、果たして全部入るのでしょうか…。
ステップ1:必要なものを見極める
まずは中に入っているものをすべて出し、必要なものとそうでないもの(期限切れの薬、一度使ったきりで出番のないもの、別の場所へ移すものなど)を分けます。後々調整できるのでまずはざっくりでOK。
ステップ2:使用頻度を確認
残すものを決めたら、「よく使うもの」と「出番は少ないけれど必要なもの」を分類します。筆者の場合だと爪切り、頭痛薬、のど飴、絆創膏は頻繁に使いますが、かぜ薬の出番は少なめ、といった具合。
ステップ3:モノに合わせて収納方法を考える
続いてそれぞれに最適な収納方法を考えます。
爪切りや体温計といった細長いものは立てた方が取りやすいので仕切り付きボックスへ。同様に、倒れると面倒なビン類、スティック状の胃腸薬などもこちらに。
箱入りの薬や絆創膏は内容量の割にかさばりがち。救急箱の大きさによっては箱から出すとかなり省スペースになります。
絆創膏だけでもだいぶ違います
よく使用する頭痛薬やのど飴はサッと出せるよう個別で「トレーディングカードケース」に。その他のかぜ薬はチャック付き小分け袋に入れ、フタ付きケースにまとめました。
なお薬を箱から出す場合は切り取ったパッケージを入れると探しやすくなります。そのほか用法・用量、注意事項、使用期限が分かる箇所、心配な方は説明書も添付しておきましょう。ちなみに内容は各メーカーのサイトでも確認できますよ。
■ステップ4:使用頻度に合わせて収納&ラベリング
最後は救急箱へ戻して完了。引き出して使うなら手前側、上からのぞく場合は上面…と最も取り出しやすい場所から使用頻度の高いものを収納していきます。
筆者はこのケースを棚に入れる予定なので、ちょっと引き出せば取れる場所に爪切りや頭痛薬を配置。絆創膏をかぜ薬の上面に置くことで怪我をしても慌てず手当てできるようにしています。スペースに少し余裕を残すことで、新しい薬が加わった時にとりあえず置ける場所も確保しました。
100%詰めこまないのもポイントです
仕上げはラベリング。家族皆が探せるようにする大事なひと手間です。筆者は変更しやすいようマスキングテープを使っちゃいますが、テーププリンターで作ると見た目もキレイですね。
入りきらないからといって救急箱を大きくするのではなく、一度全体を見直してみると意外とムダが見つかるもの。あとは実際に使いながら大掃除などのタイミングで期限や場所を見直していきましょう。筆者と同じように気になっていた方は、集中して一気にやってみては?