フランス生まれの冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」の新店舗が、12月9日、東京・麻布十番にオープンしました。青山骨董通り店に続く国内2店舗目。
麻布十番店は同時オープンしたオーガニックスーパーマーケット「
Bio c’ Bon(ビオセボン)」に併設しており、冷凍食品のみを販売する店内はがらんとした印象。でも冷凍ケースをのぞくと、ガレットやピザ、スイーツ、肉、パンなどフランスのデリのようなバラエティ豊かなメニューが並んでいます。
こちらはフランスで年間100万個売り上げるという「モアローショコラ」
「フランス人が選ぶ好きな食べ物ブランド調査」で5年連続1位を獲得しているという同ブランド。ずっと食べてみたいと思っていた筆者も、ランチ代わりに電子レンジで調理可能な商品を買ってみました。
今回購入したのは「南仏野菜のグラタン」(680円)と「サーモンのレモンバジルソース、緑野菜とジャガイモのピューレ添え」(580円、ともに税別)。いずれも電子レンジで10分前後加熱が必要とのこと。
「サーモンのレモンバジルソース、緑野菜とジャガイモのピューレ添え」
グラタンにはごろっと大きめにカットされたトマトやズッキーニ、ナス、パプリカなどがたっぷり入っており、うっすらとチェダーチーズがトッピングされています。素揚げされているズッキーニとナスはとろとろの食感。他の野菜は作りたてのようにシャキシャキとした歯ごたえがあり、冷凍技術の高さを感じます。個人的にはチーズをもうちょっと足したい。
一方サーモンはしっとり肉厚で、ピューレの舌触りもなめらか。ほんのり酸味の効いたソースがアクセントになっているシャレた一品です。
どちらも味付けはやや控えめで、家庭料理のような親しみやすさがあります。レストランで出てきたらちょっと主張が弱い気がしますが、これなら普通に毎日でも食べられそう。素材や食感のクオリティが高いので、物足りなければ調味料などを足してひと手間かけることも惜しまないと思います。
また、冷凍食品にありがちな「パッケージ写真と違う…」というしょんぼり感がないのにも感心。“食卓にあと1品欲しい!”というときにささっとオシャレなメニューが追加できるので、常備しておくと良いかもしれません。