今年は大雪の影響で野菜が高騰しており、いつも以上に買い物や保存方法に気を使っている人も多いのではないでしょうか?丸ごと買った方が安い野菜や中途半端に余った切れ端は、最後までロスなく使い切りたいですよね。
同じく野菜問題に悩む筆者が取り入れてみたのは、昔ながらの保存の知恵・
干し野菜。今回は上手く作るポイントや、便利なグッズをご紹介します!
早く仕上げるコツは?
干し野菜の作り方は、切った野菜をザルや干しかごなどの風通しの良い環境で天日干しするだけ。野菜は基本的に何でも構いませんが、もやしやレタス、水菜といった水分量が多く傷みやすい物は避けましょう。筆者はよく余らせてしまうニンジンや大根を中心に、キノコ類、生姜などを用意してみました。
切り方も料理に使いやすい方法でOK。薄く、表面積が多いほど早く乾きます。かなり縮むので輪切り~半月切り位が良いかと。
洗った野菜を薄くカットします
(キノコは表面を軽く拭く)
野菜をザルやかごに並べたら屋外に出して日光に当てます。なお今回使用しているのは100円ショップ「ダイソー」で見つけた「野菜干しネット」(税別150円)。サイドのファスナーから出し入れする構造になっており、万が一留守中に風で煽られても野菜が散乱する心配がありません。
ダイソー「野菜干しネット」(150円)
増設できるフック付き
念のため数日間の天気予報をチェックしておきましょう
夜は部屋に取り込み、翌朝また干す…を繰り返すこと2日間。ぎっしり並べた野菜が縮んでからっからになりました!
食べ方は?
干し野菜は水やお湯で20分程戻してから使用します。浸した水にもダシが溶け込んでいるので、水ごとみそ汁やスープ、煮物などにすると余すことなく使えます。
干し野菜と油揚げで作ったみそ汁は、甘みが増していつもよりおいしさ倍増!特に根菜は甘みがギュッと凝縮されて濃厚になり、“コリコリ”とした食感で食べ応えもアップします。
卵液に入れて焼けば具だくさんオムレツも簡単。あと一品欲しい、という時も野菜たっぷりメニューが作れて便利です。
乾燥時間は長めですがリンゴもオススメ。そのまま食べたり、紅茶や手作りお菓子に入れたりして楽しめます。
どれくらい保存できるの?
干し野菜は密閉容器やジッパーバッグなどに入れ、冷蔵庫で5日間保存可能。冷凍庫に入れた場合は1か月日持ちするそうです(半干しの場合は1週間)。
忘れっぽい筆者としては、冷蔵庫に何があったか忘れても
“とりあえず干し野菜はある”と安心できる頼もしいパートナー。油揚げさえ買って帰ればみそ汁が作れるというのはラクでした。冷蔵庫が狭い家庭も、干し野菜にすれば省スペースに。雨が少なく乾燥する冬は特に作りやすいので、ぜひお試しください!