
スーパーに黄色く色づいた国産レモンが出回る季節。国産品は防ばい剤(防カビ剤)を使用していないものが多く、皮まで安心して食べられます。夏場にはほとんど手に入らなくなるので、今のうちにとことん楽しみたいところ。

そこで今回は、筆者がよく作るレモンレシピ2品をご紹介します(“作る”といってもものすごく簡単です)。なおレモンはできれば無農薬のものが良いですが、手に入らない場合はよく洗うか皮を使わなくても大丈夫です!

◆イギリスのお母さんの味「レモンカード」
ジャム売り場などで見かける黄色いバタークリーム「レモンカード」。レモンパイなどに使われるイギリスの伝統料理で、イギリスでは家庭ごとの味があるといいます。そう、レモンカードは自宅で簡単に作れるのです。
材料(約140ml分)は、レモン1個、バター25g、砂糖30g、玉子1個。筆者は酸味が好きなので甘さ控えめの分量です。お好みで調整してください。

使うビンは煮沸消毒してよく乾かしておきます。お湯は取っておいて湯せんで使うと良いですよ。

レモンの皮をすりおろし、半分に切って果汁を搾ります。皮は表面の黄色い部分だけおろして、白い薄皮はなるべく入れないように。また、果汁からは種を取り除いておきましょう。


ボールに玉子をときほぐし、砂糖とレモン果汁を入れてよく混ぜます。

フライパンにお湯を入れてボールを湯せんにかけ、さいの目状に切ったバターを加えてゆっくり混ぜ続けます。


しばらくするととろみが出てくるので、レモンの皮を投入してさらに混ぜます。もったりと重くなったら完成。粗熱を取ってからビンに入れて、冷蔵庫で保存します。1週間ぐらいで食べきってください。


作りたてはレモンの香りが贅沢に感じられて、そのままひとビン食べきれそうなくらいおいしいです!トーストやクラッカーのトッピングやお菓子作りまで、合いそうなものには何にでも使ってみてください。
◆アレンジ色々♪「はちみつレモン」
続いては「はちみつレモン」。スポーツの差し入れといえばこれですよね。筆者には甘酸っぱい青春の思い出はありませんが、昔バイト先で大量に仕込んでいました。
要はレモンのはちみつ漬けなので、材料を一緒に浸しておくだけ。レモンはなるべく薄くスライスし、種を取って煮沸消毒したビンに入れ、はちみつを適量注ぎます。数回に分けて交互に入れていくと浸かりやすいかと。毎日1回ゆすったりひっくり返したりしながら、翌日~1週間食べられます。


はちみつレモンは、レモンカードと同じくとにかく豊富なアレンジが楽しめます。もちろんそのまま食べても大丈夫。
お湯や炭酸水で割ってレモネードに

ヨーグルトやアイスクリームに

クリームチーズを塗ったトーストにのせてハニーレモントーストに

ビタミンCたっぷりのレモンは、朝から取りいれれば目覚めはもちろん美容効果も期待できそう。休みの日に作っておけば、次の一週間のモチベーションになるかも?