
中身を移し替えるだけ!
先日某サンドイッチ店で買い物をしたところ、保冷剤に“捨てずに使える”と書かれているのを発見。調べてみると、実は保冷剤の多くは“消臭芳香剤”として再利用できるのだとか!

消臭剤として使用できるみたいです
ちょうど夏前に余分な保冷剤を処分しようと思っていたところ。今回は再利用の方法や注意点などをご紹介します。

ひと夏で結構たまっちゃいますよね…
使える保冷剤は?
一般的な保冷剤の中身は、紙おむつにも使われる「高吸水性ポリマー」という物質がほとんど。同物質には高い水分保持力のほかニオイを吸着する性質があり、市販の消臭ビーズなどにも含まれているそうです。
高分子吸水ポリマー、高吸水性樹脂とも表記されます
不要な保冷剤の中から内容物が上記のものを選び、中身を適当な容器に移し替えれば完了。なお凍らせてもやわらかいものや成分が水だけのもの、内容物が不明なものは避けてください。

玄関やトイレなど気になる場所に
消臭剤としては以上ですが、さらに好みのアロマオイルを適量たらせば芳香剤としても楽しめます。リラックス効果のあるアロマをはじめ、これからの時期はハッカ油、シトロネラ、ゼラニウム、レモングラスといった虫よけ効果のあるアロマを使っても良いですね。

口の広い容器の方が香りが広がります

虫よけのアロマは、香りの好みや虫の種類によって使い分けて
デコレーションしてインテリアに

涼し気なインテリアにも♪
保冷剤は無色透明のものが多いので、オシャレなビンに入れたり、貝殻やラメを混ぜたりしてデコレーションしても素敵。色付けに絵の具を入れてみたところ濁ってしまったため、透明感を残すならインテリア用のクラッシュアイスやセロファンを敷くのがオススメです。

水彩絵の具を入れたところ

クラッシュアイスでも色付けできます
流しやトイレに捨てないで!
余った保冷剤の中身や消臭剤を捨てる際は、シンクやトイレに流すと詰まってしまうので要注意!可燃ごみとして処分するようにしましょう(地域によっては不燃ごみの場合も)。また子どもやペットがいる家庭では、誤って口に含まないよう十分気をつけてください。ちなみに繰り返し使える保冷剤にも寿命があるそうなので、古いものから利用していくと良さそう。ついためがちな保冷剤、捨てる前にぜひ試してみて!

市販品ほどではないものの、そこそこの消臭効果はありました