秋から冬にかけて旬を迎える大根。丸々1本で安売りされることが多く、使いきれず無駄にしそうで買うのを躊躇していませんか?
大根は場所によって味が違うため、1本買っても飽きずに様々なメニューが楽しめる野菜。今回は部位別の特徴や簡単レシピをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
大根の味の違い
大根は土に埋まった状態で地上に近い方が甘く、先端に行くほど辛みが強くなります。大根おろしにする場合は辛みが全く異なってくるので注意。半分にカットされたものを購入する場合も、用途によって選ぶとおいしくいただけます。
部位別活用法
それでは、部位別におすすめの調理法と簡単なレシピをご紹介していきます。※今回は葉が予めカットされた大根を使用しています
上部
甘くて適度な歯ごたえのある上部は、新鮮なうちにぜひ生で食べたいところ。辛みが苦手な人はこの部分が大根おろしに向いています。
おすすめレシピは「大根サラダ」。皮をむいて千切りにした大根と、ツナオイル缶、マヨネーズ・ポン酢各大さじ2、柚子胡椒小さじ1をあえ、たっぷりの鰹節とのり、いりごまをのせていただきます。山盛りの大根もあっという間になくなりますよ。
大根10cm程度の分量ですのでお好みで調整して下さい
中間
やわらかく甘みのある中間部分は、煮物やおでんなど様々な料理に使いやすい場所。輪切りにして電子レンジで加熱すれば下ごしらえの時短にもなります。
そこで、簡単なのにごちそう級の一品になる「大根ステーキ」。皮をむいて2cmの厚さに切り、片側に格子状の切り込みを入れ、電子レンジで3分半ほど加熱。油をひいたフライパンで両面をこんがり焼き、最後にバター、醤油、黒コショウを絡めて完成です。シンプルな味付けですが、じゅわ~とあふれる大根の甘みがたまりません!
先端近く
先端近くは辛みが強いので、ピリッと刺激的な大根おろしにおすすめ。一味唐辛子を混ぜれば、鍋のおともにぴったりな“即席もみじおろし”も作れます。その他味噌汁や漬け物などに活用しましょう。
皮
大根の風味がぎゅっと詰まった皮部分はきんぴらにすると保存もききます。千切りにして片手鍋でごま油、鷹の爪(お好みで)と軽く炒めたら、全体が軽く浸るくらいの酒を入れ、水気が少なくなったら砂糖・みりん・醤油で味つけして完成。お好みでいりごまをまぶしても。コリコリとした食感でご飯のおともにぴったりです。
余りそうなら冷凍も
どうしても余りそうなら早めに冷凍保存するのも手。大根おろしや使いやすくカットしたものをフリーザーバッグで冷凍すれば3~4週間ほど保存できます。おでんの下茹でが省けるなど調理の時短にもなりますよ(詳しくは「
ダイコンの冷凍保存方法」の記事を参照ください)。